第5回 日本泌尿器癌局所療法研究会

会長挨拶

第5回 日本泌尿器癌局所療法研究会

第5回日本泌尿器癌局所療法研究会

会長 大家 基嗣

(慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室)

この度、第5回日本泌尿器癌局所療法研究会を2019年2月2日(土)に、慶應義塾大学 日吉キャンパスの協生館で開催させていただきます。本研究会を担当させていただきます事をとても光栄に存じております。

今回のテーマを「局所を制する者は全身を制す」とさせていただきました。昨今の医療の進歩に伴い、局所治療の重要性はさらに強調されつつあります。一つ目の意義は転移性のがんに対する局所治療です。がんの全身治療として新規の抗癌化学療法薬、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬の登場により患者様の予後は延長し、QOLの維持も同時に目指すことができるようになってきました。薬剤の反応性ががんの部位によって差が生じ、残存した転移巣に対し、局所治療も広く行なわれるようになりました。従来、緩和治療として放射線照射は広く行なわれています。最近では放射線によるabscopal effect により全身の免疫が賦活化され、免疫チェックポイント阻害薬の効果の増強も期待されています。

二つ目の意義はより低侵襲な局所治療によって患者様のQOLを維持する試みです。腎細胞癌に対する凍結治療、前立腺癌に対するfocal therapyなどが相当します。より効果の高く、QOLを維持できる局所療法の適応と今後の可能性を討議し、患者様に自信をもって提供できる医療の進歩を目指し、討議して参りたいと思います。

多数の演題の御発表と御参加を、教室員一同お待ち申し上げております。